プロローグ

ある日、唐突に母が死んだ。
働き口など無いに等しいこのご時世で、ようやく見つけた働き先でその報せを聞くこととなる。ああ、でも今朝は確か、普通に挨拶して、普通に朝食を食べて、普通に笑顔で私を見送ってくれたはずなのに―なのに突然??

悲報を報せてくれた少年に「急いで」と、腕をひっぱられながら今朝方までの記憶を辿る。だけれど、どれをいくら辿ったとしても、死の原因が思い浮かぶはずもなく。ただ、私は「最期まで、母は父のことを想っていたのだろうか」と漠然と考えることしかできなかった。





[・サカキ]
ペイラー・サカキの一人娘。小さい頃に博士と離れて暮らしていた。ソーマとは幼馴染。15歳の頃に父親に再会、後はフェンリル極東支部にて博士の手伝いをして暮らしている。
危険な仕事も軽く請負い、そして軽くこなしてくる。リンドウ曰く、「姉並に肝の座った子」。
素材集めとして様々な場所へ、支部にいるゴッドイーターたちと赴く為、皆と仲が良い。
サクヤとは親友同士でなんでも話し合える仲。

同伴回数が多いのは、ダントツでサクヤだったりする。理由としては、「サクヤとの方がなんか安心する」だそう。
ゴッドイーターではない。登録はしているものの、適合した神機がない為。

母親の形見であるペンダントを何時も身につけている


[ティアニー・シュナイダー]
文字のとおり、カレルの姉。2065年入隊、ゴッドイーター。格好も可愛らしいものが多く、かなり幼く見える。

基本的に弱腰で、泣き虫。 だけど金剛砕棒で、アラガミを粉砕する豪快さも備えている。

[シュリ]
の母。2064年に他界。
研究者ではなく普通の一般人。知人との繋がりで博士と知り合い、研究を手伝うなどして交友を深めていった。

を一人で育てながら、博士の帰りを待ち続けた。